さめざめと・・・

こないだの土曜日、旦那と昼食を食べに入ったレストランで泣いている女性を見た。
その人はワタシ達より先に一人で席に座っていて、丁度ワタシの正面に座っていたのでよく様子が見えたのだけど。
すっぴんで真っ赤に泣き腫らした目をしながら「昆布わらび餅w」を食べていた。
年齢は30歳ちょっとだろうか。何かを思い出すかのように、食べながら泣き、涙をティッシュで拭っては食べ・・・
大きい川沿いのレストラン。窓の外ではまだ氷に覆われている川の上にテントを張り、
わかさぎ釣りを楽しんでいる家族連れで賑わっていると言うのに・・・。
なんだかその光景のテンションの落差に不思議なものを感じたワタシなのだった。
ワタシにも恥ずかしながらそーゆー経験は結構ある(笑)
強情で見栄っ張りな性格の為、基本的に人前では(親の前ですら)泣かないのだけど、
基本的に涙脆いもんで(笑)どうしょーもなくなって堪え切れず(゜ーÅ)ホロリと来る事は数知れず。
・・・その昔遠距離恋愛をしていた頃のお話。
ワタシの誕生日の前の週に何の前触れも無く突然彼が北海道へ来た。
不思議に思ったけど何となく予感はしていた。明かに彼の様子はいつもと違っていたのだ。
一泊した翌日、「別に来なくていいよ」と言う彼の言葉を無視して空港まで見送りに付いて行ったワタシに、ついに何も告げる事無く北海道を去った彼。
その帰り、彼との恋が終った事を悟ったワタシは、電車の中で一人さめざめと泣いたのだった。
あの時、周りは見えなかった。容赦無く次々と押し寄せてくる彼との想い出を振り払うのが精一杯で・・・
楽しかった時の記憶が頭に蘇る度に涙がこぼれた。
その彼女に何があったのかは勿論知る由もないけど、きっと「どーしようもない」状態だったのかな・・・。
そう言えば、ここのところ「嬉し泣き」ってしてない気がする。
涙する理由としては状況的に一番少ない種類の涙なのかもしれないね。
(*゜Д゜) ハッ てゆーか、これまで生きてきて「嬉し泣き」した事なんかあっただろうか・・・
悲しかったり悔しかったりして泣いた記憶ならゴマンとあるのになぁ(笑)
そう考えると人間て、辛い事や悲しい事の方がより強く記憶に刻まれているものなのかもね(苦笑)