親父、入院す

月曜の晩、夕食の後片付けをしていると電話が鳴った。
母からだった。父が脳腫瘍で入院し、金曜日に手術だと言う。
そう言えば先月の甥っ子の壮行会で会った時、右耳の上辺りが腫れていたのを思い出した。
本人は「脂肪のかたまりじゃないか」と思い、仕事が忙しかった事もあってそのまま放っておいたのだけど、
そのうち耳が聞こえにくくなり、昔の記憶も思い出すのが困難になって来たらしい。
いよいよおかしいと病院でCTを撮ってみたら、既に脳を圧迫する程、中まで進行していたそうだ。
話しを聞いて、その晩は少なからず動揺したワタシだったけど、
父の様子を見に翌日病院へ行ってみると意外と元気そうで(本人は相当落ち込んでいるようだがw)
なんとなーくだけど、大丈夫な予感がした。
高校時代は柔道部。ガッシリ体系で、スポーツ全般OKの体育会系の父。
還暦をとうに過ぎてもトラックで道内を走る運転手だ。
健康にも気を遣い、「やずやの酵酢」や「カバノアナタケ茶」を飲んでみたり、「血液がさらさらになる」電気を掛けに行ったり。
これまで入院するような大病などした事が無かった人だから、本人が一番ショックなのだろう。
とにもかくにも明日の手術で一度開いてみない事には、良性か悪性か断定出来ないらしい。
もどかしく悲しいけれどワタシには手術の成功を、父の無事を祈る事しか出来ない。
自分の親がこうなってみて改めて思う、素直な気持ち。
もっと生きて欲しい、と。